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宇宙戦艦ヤマト前史

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宇宙戦艦ヤマト登場前の地球防衛軍の苦闘を描きます。

34.重巡航艦「シャルンホルスト」型の変遷 ③ ー大改装とガミラス迎撃戦ー

 「シャルンホルスト」型の大改装

 宇宙戦艦「ヤマト」の活躍によりガミラスの冥王星前線基地陥落し、地球に対する遊星爆弾攻撃
止んだが、ガミラスが「ヤマト」の留守に再度、冥王星前線基地を奪還しようとする可能性は濃厚だったため、
地球防衛艦隊残存艦艇をかき集めて冥王星の防衛を図る事にした。

しかし、通商破壊戦用に建造された「シャルンホルスト」と「グナイゼナウ」は艦隊戦には全く不向きであった。

特にその主攻撃兵装11インチ・レーザー砲、12門と地球軍の標準で見ても小さめでこのままでは
再度来襲が予想されるガミラス艦隊に対して劣勢は免れなかった。

そこで地球防衛軍極東支部の造船官、大山技術大佐はワープ技術を用いた新兵器、
転移砲(ワープ・カノン)を開発、「シャルンホルスト」型の新装備として採用する事を提案し、
シャルンホルスト」型は大改装された。

 「シャルンホルスト」   新造
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 「シャルンホルスト」   大改装
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 改装の要目は転移砲(ワープ・カノン)の搭載であったが、ワープ技術を利用する以上、波動エンジン
搭載は必至であった。

ただし、「ヤマト」とは異なり、航行目的は無かったのでワープが実現出来る最少限度の規模の
もので良かったので旧来のエンジン・ブロックに幾つかのバルジが付く程度の改装で済んだ。
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改装の目的であった武装の強化は時間が切迫していたため、転移砲(ワープ・カノン)2門の搭載に
止め、他の武装には手を付けていない、かえって転移砲(ワープ・カノン)2門を搭載するために
11インチ・レーザー砲を6門、降ろさねばならなかった。
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 転移砲(ワープ・カノン)はワープの際、恐るべき危険とされるワープ先の空間に物質があって
同じ空間を別の物質が占める、いわゆる物質重複による爆発を利用した兵器である。

 しかし、大山技官ライニック姉妹実験によれば単純に砲弾の様な物質を相手に向けてワープさせても
お互いの質量中心正確合致しないと物質重複が起こらない事が判明した。

 しかし、実戦ではライニック姉妹は反物性ミサイルをガミラス艦のワープ出現予想空域に遊弋させ、
物質重複を起こさせる事で何隻ものガミラス艦を葬っていた。

この事から、ワープさせる物質を固体ではなく、気体にすれば物質重複が起きる事が予想されたが、今度は
破壊力が大きく減じる事が判った。

そこで大山はヤマトにも積んだ三式融合弾をワープ・ゲート内で炸裂させ、猛烈な速度で拡がってゆく爆発そのものをワープさせ、物質重複を起こさせる事に成功した。

 この結果を踏まえ、「シャルンホルスト」型は口径6インチレール・ガンとワープ・ゲートを組み合わせた転移砲(ワープ・カノン)2基装備する事になった。

そして、この装備は以外な副次的利点をもたらした。

転移砲(ワープ・カノン)の運用には波動エンジンが不可欠であった。

しかし、ヤマトと違い、遠くの星まで遠征する必要のない「シャルンホルスト」型はワープする必要はなかった
のである。

ところが、転移砲(ワープ・カノン)用に積んだ小型波動エンジンでも短距離ならばワープが可能である事が
判明した。

 それはヤマトの1回のワープ可能距離、1000光年に比べれば取るに足らない1光時という短距離であったが、
1光時といえば約11億キロメートルである。

それまでの地球艦には考えられない航行能力といえた。

シャルンホルスト」と「グナイゼナウ」は土方提督の指揮の下、再度来襲してきたガミラス艦隊を迎撃した。

そして重巡6隻を撃沈し、土方の主力艦隊に奇襲をかけようとしていた軽巡2隻も葬って太陽系防衛に力をつくした。
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by YAMATOSS992 | 2012-10-08 21:00 | 考察 | Comments(0)