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宇宙戦艦ヤマト前史

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宇宙戦艦ヤマト登場前の地球防衛軍の苦闘を描きます。

65, 「宇宙戦艦ヤマト2199」 世界における航空宇宙兵力の位置付けと意味(8)

 他の艦についても分析してみよう。

 2,ケルカピア級航宙高速巡洋艦
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 ケルカピア級は航宙高速巡洋艦で軽巡扱いになっており、その任務は通商破壊活動や通商保護活動だ。

私はこの艦は軽巡扱いなので砲が少なく、そのかわり速度が速いのだろうと軽く考えていたが、ガミラスの
新しい対艦ミサイルを主力とする戦略に照らし合わせると前方側面で6門、下面で4門、合計10門もの
攻撃用空間魚雷の発射管を持ち、船団攻撃や護衛艦艇を蹴散らすに充分な兵装を持つ事に気が付いた。

艦橋直後の6連装ミサイル・コンテナは多分、自艦防衛用の対ミサイル・ミサイルが装備されているものと
想像される。     

砲頓兵装は330mm三連装砲塔で上面前甲板に一基、上面後甲板に一基、下面中央に一基の三基の
陽電子ビーム砲だ。

これは星間通商破壊活動に必要な最低限の装備で有力な敵艦の迎撃に会った場合はこの砲で反撃しながら
その場から脱出をはかる設計と考えた。

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 3.デストリア級航宙重巡洋艦
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この艦は対艦ミサイルを主兵装とするガミラス諸艦の中にあって、砲戦力を第一義に考えた少数派である。

この艦の主砲は三連装330mm陽電子ビーム砲塔×4基(前部二基、後部一基、下部一基)である。

その他にも三連装280mm陽電子ビーム・カノン砲塔×4基(右舷二基、左舷二基)を装備し、ガミラスの主力
兵器である対艦ミサイル(空間魚雷)は艦首下面に4門装備するのみである。

では何故、このデストリア級は砲戦力に特化したのであろうか?

これはガミラスの勢力圏拡大政策と大いに関係がある。

ケルカピア級航宙高速巡洋艦による星間通商破壊作戦で標的となった星間国家の勢力を弱らせ、クリピテラ級
航宙駆逐艦隊によって敵艦隊に打撃を加えて殲滅し、降伏に追い込むのがガミラスの常套戦略だが、対艦
ミサイルはいくらPGM(精密誘導兵器)とは言え、基本的に人間の様な判断力はない。

発射されたが最後、敵に命中、破壊する事だけを考える悪魔の様な存在だ。

当然、何を攻撃するのか、破壊の程度はどの程度に抑えるか、敵が降伏してきたら度の様に対処するのか?

と、言った高度な判断力は機械には任せられない。

そこで射程距離では大きく劣るものの、人が判断する高度な内容を持った攻撃は昔ながらの砲戦によるしか
ないのである。

幸い、ガミラスはゲシュタム・ジャンプと言う高速移動の手段を持っており、光速兵器の射程距離の短さは
ある程度カバーできた。

ケルカピア級航宙駆逐艦によるおおまかな攻撃の後、デストリア級航宙重巡洋艦には攻撃すべきもの、攻撃
してはならないものを選別して戦場を細かく整理してゆく役割がある。

このため、デストリア級航宙重巡洋艦は後記するガイデロール級二等航宙戦艦よりも砲頓兵装は強力である。

 4.ガイデロール航宙戦艦
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通常のガミラス艦隊では最大の超弩級戦艦である。

全長に到っては「ヤマト」よりも長く、指揮官さえ勝れていれば「ヤマト」とも単独で戦えるのではと思わせる
巨大な戦艦だ。

しかし、最初この艦の砲頓兵装を見た時、私は眉をしかめた。

主砲は三連装330mm陽電子ビーム砲塔×3基で 副砲は二連装280mm陽電子ビーム砲塔×4基 と、

デストリア級航宙重巡洋艦より大幅に劣っているのである。
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超弩級戦艦を名乗るのであれば330mm陽電子ビーム砲の数をもっと増やさなければおかしいと思ったので
ある。

しかし、ガミラス航宙艦隊の基本戦略である対艦ミサイルの充実と言う面からこの艦を見直してみると確かに
艦首に12門、艦底に21門と合計33門もの空間魚雷発射口を備え、クリピテラ級、ケルカピア級、デストリア級を
大きく凌ぐ攻撃力を持つ事に気が付いた。
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やはりガミラス艦隊の主力は航空宇宙兵力であり、それが今は対艦ミサイルとして主力の座にある事を再認識
したのである。


      66, 「宇宙戦艦ヤマト2199」 世界における航空宇宙兵力の位置付けと意味(9) → この項、続く
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by yamatoss992 | 2013-07-22 21:00 | 考察 | Comments(0)