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宇宙戦艦ヤマト前史

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宇宙戦艦ヤマト登場前の地球防衛軍の苦闘を描きます。

76, 「宇宙戦艦ヤマト2199」 世界における航空宇宙兵力の位置付けと意味(18)

 ガミラスの艦艇は「濃緑色」の軍艦らしい迷彩色を採用している。

 ガイデロール級航宙戦艦 (二等航宙装甲艦のうち最大の艦)
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 デストリア級航宙重巡洋艦 (二等航宙装甲艦だが、地球では「戦艦」に分類する位、強力。) 
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 ケルカピア級航宙高速巡洋艦 (二等航宙装甲艦。 地球でいう軽巡的な役割を持つ。)
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 クリピテラ級航宙駆逐艦 (二等航宙装甲艦中で最小の駆逐艦。 しかし、実質的な主力艦である。)
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しかし、何故か、地球の艦艇は「赤」や「黄色」、「白」、「灰色」といった宇宙で使うには不似合いな派手な色を
多用している。

 宇宙戦艦「キリシマ」 (メ号作戦時は地球艦隊で唯一残った戦艦だった。「金剛」型宇宙戦艦。)
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 宇宙巡洋艦「ムラサメ」 (メ号作戦にも同型艦が多数が参加したが、活躍の機会も無く、全滅。)
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 突撃宇宙駆逐艦「ユキカゼ」 (メ号作戦では唯一、戦果を上げた艦。他の同型艦は活躍せず。)
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常識的に考えてもこの塗装の差異は異常である。

普通、「濃紺」とか、「漆黒」とか、暗い色が宇宙戦闘艦には相応しい。

それが証拠に宇宙戦艦「ヤマト」の塗装は暗灰色で艦底部も暗赤色である。
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この塗装なら深宇宙を航行していても目立つ事はない。

 では、どうしてそれまでの地球艦艇の色は目立つ色を採用していたのであろうか?

それは地球の宇宙艦艇が活動していた場所が、大きく関係する。

第一次内惑星戦争も第二次内惑星戦争も艦艇が活動したのは 地球 ⇔ 火星 ⇔ 木星 の通商路だった。

そして、火星も木星もその色は赤系の色で占められていた。

当然、その近傍で作戦を行う艦艇の色もそれに合わせた迷彩色として赤黄灰白を組み合わせた塗装と
なったのである。

 戦艦「フレードリッヒ・デア・グロッセ」 (ドイツ連邦艦隊旗艦、下図は対ガミラス戦で木星軌道上の
                             エネルギー・プラントの防衛戦で奮戦する姿。 記事No.13 )
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 そして「戦艦」は単色だが、巡洋艦や駆逐艦が複数の色の塗り訳になっているのは艦隊戦ではなく、独航して
いる時に戦闘しなければならなくなった場合、高機動運動をしなければならないが、その時、塗装が複雑に
塗り別けられていると辺りの背景に紛れ安くなり、迷彩の効果が上がるのである。

 また、迷彩は決して背景に完全に溶け込む必要はない、遠方から見た時、その動きや隻数、大きさの誤認
とかを誘うものであればそれで良い。

多分、メ号作戦以前は地球艦隊は木星より外の軌道で戦う事はなかったと考えられる。
(土星宙域の通商破壊戦を戦った、第一、二特務戦隊は例外。 記事No.8、33 )

 だから、地球艦隊の塗装は昔の第一次、二次の内惑星戦争時のままメ号作戦を戦わざるを得なかった。

また、地球の第一艦隊の本当の任務はイスカンダルからの使者を無事に向かえる為の「陽動」だった。

この事を考慮するとわざと目立つ塗装のまま、作戦に赴いたとのでは? とも考えてられる。

 だとしたら、艦隊の大部分の乗組員は「陽動」だという事を知らされなくても、目的地が冥王星なのに塗装の
変更命令が無い事で「何か、有る・・・。」と、薄々気が付いていたのではないか? それを承知で死地に赴いたのではないか? 

と、悲壮な事を考えてしまったりする。


 次回は今までの地球艦艇とは一見、設計思想に差異がある様に見える「磯風」型突撃宇宙駆逐艦について
分析してみたいと思う。


      77, 「宇宙戦艦ヤマト2199」 世界における航空宇宙兵力の位置付けと意味(19) → この項、続く
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by yamatoss992 | 2013-08-03 21:00 | 考察 | Comments(0)