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宇宙戦艦ヤマト前史

yamato2199.exblog.jp

宇宙戦艦ヤマト登場前の地球防衛軍の苦闘を描きます。

130.「宇宙戦艦ヤマト2199」 世界におけるガトランティス(帝国?)について (1)

 ヤマト2199では七色星団の攻防時、ガミラスのドメル将軍が脆弱な航空宇宙戦力を効率的に運用するために
旗艦「ドメラーズ・Ⅲ」に『物質転送機』を装備した。

そして、これを使ってドメルは旧式の雷撃機や陸上急降下爆撃機、削岩弾を装備したこれも旧式重爆撃機をヤマトの
周辺空間の意表を突く場所に攻撃機を出現させ、大きな打撃を与える事に成功した。
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攻撃戦術は下図の通りである。
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ガイペロン型多層航宙母艦「バルグレイ」から発進した戦闘機「デバッケ」隊は「ドメラーズ・Ⅲ」の『物質転送機』を
使わずに「ヤマト」に接近し、「ヤマト」防空隊を「ヤマト」周辺から引き離して次に『物質転送機』を使って
本来、陸上機の急降下爆撃機「スヌーカ」隊の攻撃の陽動に成功した。
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しかし、ここで注意したのはドメルの『物質転送機』は本来の艦載機の航続距離を有効活用するために使われたのでは無く奇襲を主目的としていた。
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そしてこれは「バルグレイ」が戦闘機同士が戦う戦闘空域に接近し過ぎて撃沈される遠因となった。

ドメルは本来、陽動用戦闘機隊も『物質転送機』を使用し艦載戦闘機の航続距離ギリギリの距離(陽動戦闘分は残す)に
戦闘機を送り込べきであったが、七色星団空域のイオン嵐荒れ狂う特異な状況がそれを許さなかったのであろうか?

何故、外題が「宇宙戦艦ヤマト2199」 世界におけるガトランティス(帝国?)についてなのにガミラスの航空宇宙戦術の
分析をしてきたかと言うとガトランティス(帝国?)の航空宇宙戦力の運用方法がこの『物質転送機』は使用しないが、
艦載攻撃機そのものに短距離(?)転移機関を積んで同じ様な攻撃方法を執っていると考えられるからである。

 主力攻撃機(艇)・・・ 一 光時 程度の「転移」は可能と考えられる。
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 主力艦載防空戦闘機・・・こちらは艦隊防空が主任務なので「転移」の能力はない。
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これ等の艦載機の内、デスバテーターが他の航空宇宙戦闘機より格段に大きく、「転移・機関」搭載の可能性を
窺わせる。(下図)
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運用には専用のナスカ級宇宙中型空母が主要されている。
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ガトランティス(帝国?)の侵攻艦隊はこのナスカ級宇宙中型空母を基幹とする機動部隊を編制している様だ。

小マゼラン星雲周辺でのガミラスとの衝突時もラスコー級宇宙巡洋艦やククルカン級宇宙駆逐艦に守られたナスカ級
宇宙中型空母の姿が見られる。
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通常、機動部隊や戦艦艦隊には先導する威力偵察巡洋艦や防空監視用の強力な探知機を積んだピケット艦が付き物
だが、ガトランティス(帝国?)の場合は偵察用の早期警戒装備を施した偵察型のデスバテーターがあるのでそれを
用いていると考えられる。
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次回はガトランティス(帝国?)そのものの存在について考察してみたい。


備考: 一 光時 とは「光」が 一 時間当たりに進む距離である。

一 光時 では数字的には少ない様に思えるが光速が 三十万km/秒 なので時間当たりに直すと約 十一 億kmとなり、
太陽系の地球~木星の距離、五億km~十億km(時期によって変わるため幅がある。)に相当する。

いくら 短距離 「転移」と言ってもこれ位の距離を 一瞬 で跳べれば私は戦闘にしろ、偵察にしろ、充分であると考える。 


                131.「宇宙戦艦ヤマト2199」 世界におけるガトランティス(帝国?)について(2)→この項、続く
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by YAMATOSS992 | 2014-03-15 21:00 | 考察 | Comments(7)
Commented by モー太郎 at 2014-03-16 19:06 x
いつも楽しませて頂いております。

ややスレ違いかもしれません・・・・・。
オリジナルヤマトと新ヤマトでは世界観の改革は いろいろありますが、
兵器系列を深く考察すると、ややワールドが綻んでいる気はします。
まあリメイクで、旧ヤマトシリーズとは粧いも新たに、なので良いのかもしれませんが・・・・・・。

例えばヤマト2199では、
ガイペロン型多層航宙母艦、ゲルバデス級航宙戦闘母艦を旧型艦という扱いにしてしまいましたが、
ヤマトⅢでは、共に二連にしたり、改良型艦が登場し、最新鋭艦として、登場しています。
Commented by YAMATOSS992 at 2014-03-17 08:13
>例えばヤマト2199では、
ガイペロン型多層航宙母艦、ゲルバデス級航宙戦闘母艦を旧型艦という扱いにしてしまいましたが・・・
上げ足を執るつもりはありませんが、ゲルバデス級航宙戦闘母艦は詩作艦です。(旧式艦ではありません。)

私も今までの考察で最前線基地宙母として艦載機の航続力延伸の試みとして建造されたが、実績が
上がらず、(ゲルバデスの轟沈)同型艦のタロルドは乾ドックに眠る事になった事にしました。

ヤマトⅢで登場した二連多層空母は発進甲板最前端に艦載機・転送エリアがあり、ドメルの戦術の普及化が
計られている事を窺わせます。
戦闘宙母の改良型は・・・確かに何も考えていませんね。

旧ヤマトシリーズは74ヤマト、さらヤマ、ヤマト2、ヤマトⅢのみに語るに値するメカや設定が登場します。

その内ヤマトⅢは美味しいメカや設定が溢れているのにそれを全く生かせなかった悲劇の作品だと思います。
Commented by モー太郎 at 2014-03-17 12:28 x
コメントありがとうございます。

>詩作艦です。(旧式艦ではありません。)

(^0^;)確かに。
ただ扱いは、良い運用方法が見つからない艦艇でした。
WWⅡ旧日本海軍 加賀 赤城 の頃に志向したレクイエムのような艦種類で
個人的には一押しのタイプです。(笑)

>ヤマトⅢは美味しいメカや設定が溢れているのにそれを全く生かせなかった悲劇の作品

同感です。
ガルマンガミラス艦艇は そのオンパレードでした。
ヤマトは どうもテレビシリーズになると不遇で、映画ほど稼げない事の繰り返しで、短クール→尺が短いパターンでした。
勿体ない・・・・・・・・・
Commented by モー太郎 at 2014-03-17 12:31 x
補足です。
戦闘空母は 新たなヤマトでは デスラー艦の任についてましたね。
ある意味 旧ヤマトでも スタッフ的には一押しの艦艇だったのかなと思います。
(笑)
Commented by YAMATOSS992 at 2014-03-17 18:57
そう言えば、デスラーの座乗艦は初代~三代まで「高貴な”青色”」に塗装されていましたね。
何故、「新たなヤマト」のデスラー・戦闘空母だけ「赤い」のでしょう?
有り合わせの艦で間に合わせたからでしょうか?
Commented by モー太郎 at 2014-03-17 21:49 x
>有り合わせの艦で間に合わせたからでしょうか?

表向きはそうなっていますが、
実はデザイン的に 蒼が似合わなかったとの話を聞いたことがあります。
それにあり合わせなのに、
デスラー砲特別に装備している特別仕様の戦闘空母ですし・・・・・。
Commented by YAMATOSS992 at 2014-03-18 06:43
>実はデザイン的に 蒼が似合わなかったとの話を聞いたことがあります。

ただ、私はゲルバデス級の標準塗装の模型の画像を見た事がありますが、それなりにカッコ良かったです。
戦闘空母は七色星団の時の印象が強烈でしたから、”蒼”が似合わないと言うのはデザイン・サイドの
思い込みでしょう。

>デスラー砲特別に装備している特別仕様の戦闘空母ですし・・・・・。

確かに本来の戦闘空母には無い装備でしたね。
独裁者の国では兵にあまり強力な武器は持たせません。
反乱時、独裁者自身に危険が迫るからです。
だから、戦闘空母のデスラー砲は特別装備のはずです。
また、戦闘指揮能力強化の為、ドメルの使用した戦闘指揮艦をそのまま設置した様な艦橋を持っていました。