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宇宙戦艦ヤマト前史

yamato2199.exblog.jp

宇宙戦艦ヤマト登場前の地球防衛軍の苦闘を描きます。

132.「宇宙戦艦ヤマト2199」 世界におけるガトランティス(帝国?)について(3)

 今回は再び光速兵器、それもガトランティスの回転砲塔について考えてみたい。

74ヤマトが企画された時、最初期にはガミラス艦も主砲に砲身のある砲塔を予定していた様だ。
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しかし、作画の煩雑さを軽減するためと、異文明の船と言う事を強調する為に無砲身三連装砲塔を採用したが、後者の
採用理由は「ピュルル~ン」と言う効果音と相まって「異文明描写」に想像以上の演出効果を上げた。

また、先に語った「ビーム兵器の撫で斬り効果」については2199ヤマトの対ガトランティス戦で存分に描かれた。
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また、ビームの種類を陽電子ビームと言ういわゆる「反物質」の荷電粒子砲とした事で通常の金属イオンや陽子、電子を
磁力で加速する荷電粒子砲よりも高い威力を持たせる事に成功した。

何故なら通常物質を加速して敵装甲にぶつけて貫通出来たとしてもビーム直径分の貫通口しか開かないが、反物質で
ある陽電子のビームなら敵装甲を形成する通常物質と”対消滅反応”を起こし、甚大な被害を与える事が出来るのだ。

但し、通常物質のビームでも「撫で斬り効果」はある事を忘れてはならない、敵装甲を貫通出来ればビームを”薙ぐ”事で
破壊範囲を拡大する事が出来るからである。
(もちろん、敵装甲に弾かれてしまっては何の意味も無いのであるが・・・。)

では本題に入りたいと思う。
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これはククルカン級駆逐艦の回転砲塔発射場面である。

①~③は第一射目、④~⑥は第二射目の発射シーケンスである。

皆様は、どこか、おかしい所があるのにお気づきであろうか?

第一射目と、第二射目のビーム発砲位置がズレているのである。

回転砲塔なのだから砲口はどんどんとズレて行って構わないのだがビームの位置は変わらないはずである。

特にこの回転砲塔は右回りしているが、第一射目は①~③のビーム発射位置が砲塔の見えない部分なのに④~⑥は
手前最前列に変わってしまっている。
( ④と⑤のビーム発射口の位置が僅かに違うのは砲塔が回転を続けているためで問題はない。)

この辺り、演出者の回転式(機関)砲に対する無理解が生んだ誤演出ではないかと最初は考えたのだが、よく見ると
第一射目と第二射目のビームの角度が違っている。

そこで、画像②と画像⑤を比較、検討すると、第一射目と第二射目は別の目標と言うか、目標の移動に合わせて
修正された発砲である可能性も出てくるが・・・? 実際の所は分らない。 

また、ガミラス艦に比べ、劣っていると考えられがちなガトランティスのビーム砲であるが地球艦隊の高圧増幅光線砲に良く似た色のビームを使っている。
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だが地球のビームはガミラス艦に弾かれ、ガトランティス艦のビームはガミラスのケルカピア級を撃破している。
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ククルカン級のビームは非常に大口径でほぼガミラス艦の三連装陽電子ビーム砲塔一基分のビーム直径があると
考えられる。
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それに対し地球艦隊の高圧増幅光線砲はガミラス艦とさほど変わらない口径である。
( ガミラス:33cm、28cm、13.3cm、 地球:36cm、20cm、 12.7cm )

当然、敵にぶつけるエネルギー量もガトランティス艦は地球艦の約三倍であると考えられ、ガトランティスの光速兵器が
地球と同じ高圧増幅光線砲だったとしてもガミラス艦・撃破は可能なのではないだろうか?

また、ガトランティス艦の砲の口径は語られないが、回転砲塔の特性上、ビームは常に一条に過ぎない。
(連射で補う事は可能。)

だから敵に強烈な打撃を与えるには数を当てる必要がある、これがガトランティス艦に砲塔の数が多い理由だと考える。
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次回は現実の回転(機関)砲・ガトリング・ガンとからめて何故、ガトランティス艦が回転砲塔を備えているのかを考察して
みたい。



               133.「宇宙戦艦ヤマト2199」 世界におけるガトランティス(帝国?)について(4)→この項、続く
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by YAMATOSS992 | 2014-03-21 21:00 | 考察 | Comments(0)