131.「宇宙戦艦ヤマト2199」 世界におけるガトランティス(帝国?)について(2)
(ガトランティス帝国)」と同じ物と考えて少しガトランティス(帝国?)について少し考察してみたい。
「白色彗星帝国(ガトランティス帝国)」は「都市帝国」(下図)を核に周りに白色のガス体を纏って*彗星風に
偽装していた。
(白色のガス → 高速中性子ガスって何?ヤマト・ワールドならではの”らしさ”を追求した用語。)
さらにこのガス体層は、約三万kmの厚さを持ち「都市帝国」の防御圏を形成している。
「彗星帝国」本体→「都市帝国」 直径十五km、全高十km
この周辺ガス体が中性子を発散させているので史上始めた観測された接近してくる『中性子星(クェーサー)』だと
思われた。
*彗星の『尾』は彗星が太陽に近づいた時、太陽風に煽られて氷の表面が溶けてなびき、太陽風の風下に出来る物で
彗星の進行方向の反対側に曳く『尾』ではない。
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「彗星帝国」がガミラスや地球と大きく違う点は母星を持たないという事である。
上記した彗星状に偽装した「都市帝国」で宇宙を旅し、行く手にある資源や食糧(?)を略奪して生計を立てる「略奪国家」であった。
それは地球の実史で13世紀に世界を席巻したモンゴル帝国や15世紀のティムール王朝を思わせる。
彼等はモンゴル系の騎馬民族であり、当時最速の移動手段であった「馬」を巧みに操る事が出来た。そしてどちらも
アジアから欧州にまたがる大帝国を築いた。
ただし、強力な移動手段を持つ点では似ているがガトランティス帝国はどちらかと言うとモンゴルやティムールより欧州の封建領主に似ている。
現在、中世の欧州は騎士道花盛りの華やかな時代だったと思われているかもしれないが封建領主の生活は流浪の民の様だった。
何故かと言うと土地の生産性が極端に低く、一ヶ所に留まり続けるとその土地の領民が干上がってしまうので適当な
頃合いを見計らって領内を移動して廻っていた様だ。
その拠点には城塞が存在したが、王(領主)はいつもそこにいる訳ではなかったのだ。
移動時はテント生活が主だった様である。(以下の画像は16世紀、馬上槍試合の見学風景の再現。)
15世紀末に織られたタペストリーにも同様のテントが織り込まれている。
(この方が”王家のプライバシー”は守られるのでは・・・と思う。)
こうして中世の王族は家来を多数引き連れてウオリック城の様な固定された拠点の間をテント生活をしながら、周って
行った。(当然、落ち着いた場所では農民から徴税を行ったろう。)
中世の王族は前にも書いたが、領民が干上がらない様、領内を移動、巡って歩いていた。
しかし、「白色彗星帝国(ガトランティス帝国)」は領地(?)を持たず、宇宙を移動するだけなので侵略した星系が朽ちるまで資源を絞り取っても何の問題もなかった。
しかし、これだけの大艦隊、どこに収容しているのであろうか?
「彗星帝国」本体、「都市帝国」は 直径十五km、全高十km の大きさしか無いのである。
「都市帝国」下部の空洞には入っても精々100隻位が限界であろう。
「都市帝国」の外は「高速中性子ガス(?)」の嵐である、とても艦隊を係留出来るとは思えない。
”ドラえもん の 「四次元ポケット」” 的 艦隊 収容設備 でもあったりして?
132.「宇宙戦艦ヤマト2199」 世界におけるガトランティス(帝国?)について(3)→この項、続く